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『葬送のフリーレン』フルオーケストラコンサート、開催当日のレポートが到着!
アニメ『葬送のフリーレン』が、去る8月21日(水)に神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホールにて「『葬送のフリーレン』オーケストラコンサート」を開催!
満員となる4,000人の観衆を集め、アニメ本編の劇伴をフルオーケストラで、スクリーンに映し出されるアニメ映像と合わせた“音楽の魔法”で魅了しました!そのレポートをお届けします。
アニメ『葬送のフリーレン』において、そのハイクオリティなアニメーションの中でも大きな役割を担ったのが、作曲家 Evan Call氏による劇伴。
その楽曲の数々はアニメ本編を彩るだけでなく、音楽としてファン・視聴者の心に残り、4月に発売されたサウンドトラックCDは、TVアニメのサントラとしては異例の約1万4千枚の売り上げを記録(※2024年9月17日時点)しており、アニメ放送終了後も高い支持を受けています。そんな中で開催されたのが、8月21日(水)の「『葬送のフリーレン』オーケストラコンサート」。フリーレンの音楽をフルオーケストラで楽しめるとあって、会場のパシフィコ横浜国立大ホールには満員となる4,000人が詰めかけました。来場者は家族連れも多く見られ、アニメ『葬送のフリーレン』が音楽の面でも幅広いファンを獲得していることが表れました。
演奏を務める東京フィルハーモニー交響楽団がスタンバイし、そこに指揮者・田尻真高氏が登壇すると、いよいよ開演!スタートを飾ったのは、『葬送のフリーレン』の劇伴のオファーを受けたEvan氏が最初に制作した楽曲で、作品全体をイメージしたという「Journey of a Lifetime ~ Frieren Main Theme」。本作を表現するにふさわしい壮大な楽曲に合わせて、スクリーンにはフリーレンたちの旅の先々の景色と、勇者パーティー、新パーティー合わせて6人のメインキャラクターの姿が映し出され、一気に来場者を『葬送のフリーレン』の世界に引き込みました。
そこから、フリーレンとヒンメルたちの“最後の冒険”やヒンメルの死に寄り添った「One Last Adventure」「Farewell,My Friend」、フリーレンとその弟子フェルンの出会いのシーンに合わせた「Time Flows Ever Onward」、魔族との激しい戦いを盛り上げた「Zoltraak」など、ファンにはお馴染みの楽曲がフリーレンの旅を辿るかのように紡がれていきました。
そして公演中盤に差し掛かると、『葬送のフリーレン』のエンディングテーマを担当したシンガーソングライター・miletさんが登場!
金曜ロードショーでの初回スペシャルのエンディングと第11話の挿入歌として起用された、Evan氏作曲による「bliss」、そして2クールに渡ってエンディングテーマとして作品を彩った、自身の作詞作曲による「Anytime Anywhere」を、フルオーケストラの演奏をバックに披露し、その伸びやかな歌声で会場を魅了しました。2曲を歌唱した後、Evan氏も壇上に登場し、「bliss」と「Anytime Anywhere」の制作においてのエピソードを語ると、来場者はより楽曲の深みを感じるように聞き入りました。miletさんは終演後に、「「Anytime Anywhere」「bliss」はもともとEvan Callさんがオーケストラを意識して編曲してくださったものでした。それを今回、あるべき姿で歌わせていただけたように感じました。ずっと歌い続けていた2曲ですが、改めて、愛を込めてこの曲たちを書いて歌ってきてよかったと感動しました。フリーレンたちの映像とともに、『葬送のフリーレン』を愛する方々の前で歌わせていただけて、心が震えるほど幸せでした。フリーレンたちに音楽で幸せになる魔法をかけてもらった気がします。またとない光栄な機会をいただけたことに感謝しています。今までもこれからも『葬送のフリーレン』が大好きです。」という言葉で想いを寄せました。
そしてコンサートは後半へ。フェルンと戦士シュタルクの印象的なダンスシーンの「Waltz for Stark and Fern」、魔法使いたちの熾烈な戦いが描かれた第2クール【一級魔法使い試験編】を盛り上げた「The Magic Within」「New and Dangerous Magic」などが演奏され、来場者はより一層フリーレンの世界へ没入。そして最後に静かながらも壮大な楽曲「Beyond the Journey’s End」が来場者に届けられると、会場は大きな拍手に包まれました。
その後、アンコールに応えてEvan氏が再び登場。そこからなんとEvan氏自らの指揮によるスペシャルメドレー!そしてオーラス曲として、来場者も写真・動画撮影をOKとする「Song for the Beyond」が演奏され、コンサートはフィナーレへ。集まった4,000人の来場者からEvan氏、田尻指揮者、東京フィルハーモニー交響楽団へ割れんばかりの拍手と喝さいが送られ、コンサートは幕を下ろしました。
公演後、Evan Call氏は次のように語りました。
「オケコンすごく楽しかったです。大勢の人がフリーレンを愛して、さらに音楽を聴きに来てくださる方もこれだけ多くいる事は光栄です。オケコンに向けて多くの準備がありましたが、演奏者の皆さんと指揮の田尻さんのおかげで魔法のような一夜になりました。更にはmiletさんの素敵な歌で回復魔法が直撃しました!再演の魔法が知りたい!」
2024年8月21日、港町・横浜にまさに『葬送のフリーレン』による“音楽の魔法”が4,000人にかけられた、その場にいた人々にとって忘れられない1日となりました。
『葬送のフリーレン』オリジナルサウンドトラックはCD発売中、各音楽配信サービスで配信中。
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